コロナ禍で生まれるであろう新しい広告ビジネス2案

コロナ禍によってもたらされた「ニューノーマル
もう、元の通りに戻る事はないと感じてきている人も多数出てきていると思う。

そんなニューノーマルな時代に新しいビジネスが生まれるとしたら?という点で広告ビジネス2案を妄想してみたという話。

 

その1 M・D・N(Mask Display Network)

読んで字の通りである。

コロナ禍によってもたらされた日常の風景は異常なまでの「マスク」姿である。

マスクは顔の50%以上を覆っている。ここにビジネスチャンスを考えたい。

先述の「マスクが顔の50%もある」という点に気付くのはまだまだ早いかもしれない。巷にはマスクを前提としたメイクの方法や蒸れないマスクの付け方など、QoLに資する点が多い。もっと商業的に考えてみたい。

 

マスクは顔の50%を占めている点から、マスクはいずれ以下のようなタイプに分かれると想定した。

  1. ステータスシンボルとしてのマスク
    顔の50%を常時覆っているものはそうそうない。
    また「Face to Face」や「面と向かって・・・」などと顔にまつわるキーワードは掘ればたくさん出てくる。顔は必ず見てしまうものなのだ。
    この顔は見られるという意識からマスクの素材(正確には見えている側の素材)についてはブランドを関したものが出てくると思われる。
    例えば以下のようなもの。
    エルメスのスカーフを使ったマスク
    ・ルイヴィトンのモノグラム生地
    付ける人の格を上げるステータスシンボルとしてマスクは昨日するのではないか。
  2. 機能性マスク
    神経質なまでに「ころな怖い」人向け。
    サージカルマスクのようなマスク。機能性の下に安心感を与える。
  3. 付けられればなんでも良い
    マスク然としてればなんでも良いという人。
    こういった人は価格に敏感になるという傾向があると想定。
    マスク価格を安価に抑える為に機能するのがMDNである。

MDNとは

マスク上に展開されるディスプレイ広告である。
スポンサーはマスクの面積の一部にお金を払って広告を出し、結果的にマスクの価格が下がるというもの。必然に目に入ってしまう「顔」その50%部分に覆いかぶさっているマスク上に広告を展開する。これにより認知や購買意欲の向上を狙っていく。広告の仕組みをネットワーク化し、世界中でバラまける。

 

その2 マスク+ARフィルタ

これも広告に近しいが、webAR等の発展によりARの3Dデータが扱いやすくなっている。

しかしながら、マスクのせいでセルフィ―を行っても顔の半分がマスクで隠れてしまっている。ここを楽しく解決するアプローチ。

マスクに特定のマーク等を仕込み、ARフィルタを機能させられるカメラでセルフィ―を撮るとマークから呼び出された3Dモデルの何かが登場し、おもしろおかしく写真が撮れるというもの。

全身変身するもよし
頭だけもよし
顔出しパネル風でもよし
さまざまなアプローチが可能になる。
企業はこの3Dアセットを広告等としてこのセルフィ―を応援する事により、広告効果が高まるというもの。

 

昨今GoogleはARCore、AppleはARkitと力を入れ始めている。
資本的規模的な観点からxRの領域を見ると
VR⇒遅かれ早かれOculus(Facebook)が多くを占める
・MR⇒Hololens(Microsoft)が先行。このまま行きそう。

・AR⇒成功と言い切れるのは「ポケモンGo」くらい

 

という事もあり、ARの領域は未だ開拓の余地があると思われるし
GoogleAppleが攻勢をかけてきているものと思われる。

この領域ではAmazonはあまりぱっとしない(AmazonアプリのAR機能かAWSのSumerianくらいか)のが逆に怖い。

 


皆さんも暇があれば是非考えてみて欲しい。楽しいよ。