事業会社における新規事業を出世の具にするにはタイムマシーンモデル

事業会社で新規事業を起こす、とりわけスタートアップと組んで事業を起こそうとする「オープンイノベーション」が盛んだ。

 

ちょっと今回は激しい内容かもしれないが事業会社、特に大企業などにおける新規事業の在り方について考察してみたい。

 

ビジネスアイデアについて

もうこれは日本という国が後進国であるという前提に立つと、だいたいのビジネスアイデアを英語で検索するとそれらに取り組んでいるスタートアップが大体出てくる。

つまり、知りたいキーワードの英語さえ分かっていればビジネスモデルのプロトタイプに出会える可能性がかなり高い。

この発見をベースに日本の国や商慣習の事情に合わせたローカライズをビジネスモデル化するという行為だけで、他社より抜きんでたビジネスアイデアになる。

 

組織構造について

そして、それら最先端のアイデアを評価する人たちは残念ながら素人であることがほとんどである(そうでない人が組織にいる所は大変にうらやましい)。目利きではない。未知なる事業を創出しようとしているのに「事例あります?」とか平気で聞いてくる。この構造においては新規事業を推進していく事すらままならない。まともな判断が下せないからだ。

この組織構造を前提として出世しようと企むと、採用される/されないは別として大量のビジネスアイデアのアウトプットを出すと自身が見られる目が変わってくる。

ビジネスアイデアのアウトプット前提でリサーチするのでリサーチ力はつくし
ネタ元をローカライズという観点から、ビジネスを設計する力もつく。

それでいて社内で一人気を吐いて新規事業創出に励んでいるとみられるから一石二鳥である。